★責任の所在が曖昧なままでは、遺族も納得できないと思います。
せめて、精神的な負担が軽くなるようにちゃんと対応してほしいと思います。
そして、もう2度とこのような事故が起こらないようにしてほしいと願います。
「被害者対応続ける」=判決受け改めて謝罪―JR西社長
時事通信 9月27日
福知山線脱線事故で、JR西日本の井手正敬元相談役(78)ら歴代3社長の無罪判決を受け、同社の真鍋精志社長は27日午後、大阪市北区の本社で取材に応じ、「事故で亡くなった方々やご遺族らに心よりおわびする。当社の責任の重さを痛感している」と謝罪した。
真鍋社長は終始沈痛な面持ちで、「引き続き被害者の皆さまとしっかり向き合って話をし、対応することに努力していく」と語った。
無罪と無期懲役では、180度違いますからね、気になる裁判です。
大分強盗殺人で逆転有罪=一審無罪破棄、無期懲役―「自白信用できる」・福岡高裁
時事通信 9月20日
大分県豊後大野市清川町(当時清川村)で2005年、無職山口範子さん=当時(61)=が殺害され、車などが奪われた事件で、強盗殺人などの罪に問われた無職伊東順一被告(61)の控訴審判決が20日、福岡高裁であった。服部悟裁判長は「捜査段階の自白の核心部分は十分に信用できる」として、一審大分地裁の無罪判決を破棄し、求刑通り無期懲役を言い渡した。弁護側は即日上告した。
伊東被告は捜査段階で容疑をおおむね認める調書に署名していたが、公判では無罪を主張。一審判決は、現場の状況と食い違うなどとして自白調書の信用性を認めていなかった。
服部裁判長は自白調書について、「任意性が高く、秘密の暴露に当たる内容が含まれる」と評価。被害者の乗用車の運転席から被告のDNA型が検出された点などを挙げ、「被告が犯人である蓋然(がいぜん)性は高い」と指摘し、一審判決を「証拠の評価を誤り、論理則、経験則に照らして不合理だ」として破棄した。
判決によると、伊東被告は、05年3月14日ごろ、一人暮らしだった顔見知りの山口さん宅に侵入し、コンクリートの塊で頭を殴打するなどして山口さんを殺害、車などを奪って逃走した。
幼稚園側には、辛い判決です。
交際までもつれるような気がします。
訴えてる遺族も辛いでしょうね。
津波犠牲「予見は可能」初判断 石巻・園児死亡訴訟、園側に賠償命令
産経新聞 9月17日
東日本大震災の津波で宮城県石巻市の私立日和(ひより)幼稚園の送迎バスが流され、死亡した園児5人のうち4人の遺族が「安全配慮を怠った」として、園側に約2億6700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、仙台地裁であり、斉木教朗(のりお)裁判長は「津波の危険性を予見できた」と判断し、園側の過失を認め、遺族側に計約1億7千万円の支払いを命じた。津波の犠牲者遺族が管理者側に賠償を求めた訴訟での判決は初めて。
斉木裁判長は判決理由で「幼稚園児は自然災害発生時に危険を回避する能力がなく、園長や教諭らは危険を回避する最善の措置をとるべきだった」と指摘。「情報収集義務を怠ったことと、被災園児ら5名の死亡の結果発生との間には相当の因果関係がある」として、「不可抗力による事故だった」とする園側の主張を退け、過失を認めた。
訴訟では、大津波の襲来を予見できたかが大きな争点となっていた。遺族側は「津波発生は予測でき、高台にある幼稚園にいれば事故は起こらなかった」と訴え、園側は「千年に一度の巨大津波は予見できなかった」と主張していた。
判決によると、平成23年3月11日の地震発生から約15分後、大津波警報が出ていたのに、園児12人を乗せた送迎バスが高台の幼稚園(海抜23メートル)から海側の低地に向け出発。7人を順番に降車させた後、津波に巻き込まれ、園児5人が死亡した。女性職員1人も亡くなり、運転手は車外に押し流されたが、無事だった。
津波の犠牲者遺族が避難指示や安全管理をめぐり、管理者側に賠償を求めた訴訟は、ほかに少なくとも8件が係争中。
DVやストーカーもそうですがこういう事件って、自分の事しか考えられない身がってな人が起こすものだと考えてます。
相手への思いやりや、配慮を欠いた人間は社会にでるべきではないと個人的には思いますし、被害者の遺族も許せないでしょう。
理由がなんだろうと厳罰に処して欲しいと思います。
妻かくまった女性を、通報されると勘違いし刺殺
読売新聞 9月9日
福岡市早良区で1月、夫の暴力(DV)から逃げた妻をかくまった友人女性を刺殺したとして、殺人や傷害罪などに問われた無職河瀬繕秀(よしひで)被告(28)の裁判員裁判の初公判が9日、福岡地裁(岡部豪(まさる)裁判長)であり、河瀬被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
起訴状では、河瀬被告は1月30日夜、同区百道のアパートに住む会社員木浦理紗さん(当時28歳)方に侵入し、木浦さんの頭や首を包丁で切りつけるなどして殺害。同18日には同区西新の自宅で妻を殴ってあばら骨を折るなど重傷を負わせた、としている。
検察側は冒頭陳述で、被告は離婚の話し合いに同席していた木浦さんが知人からの電話に出た際、警察に通報されると勘違いし、逃げる木浦さんを包丁で20回以上切りつけたと主張。被告は妻から離婚を切り出されて殺意を抱くようになり、スタンガンやハンマーを購入し、無断で複製した合鍵で木浦さん方に侵入したという。妻とは8月に離婚した。
子供の苦しみに比べてら。11年でも短いように感じますが子供は天国でどう思っているのでしょうか?
それでも、母親の幸せを願っていたとしたら切ないですね。
刑務所のなかでどんなに反省して更生しようと、未来を奪われた子供はもう戻りません。
できれば、もう二度と子供の虐待死の事件が起こらないよう抑止力を上げる為にも、罪を重く設定したほうがいいと思います。
【朝霞男児虐待死】求刑上回る11年 母親の共謀認定
埼玉新聞 8月29日
朝霞市で昨年7月、同居する交際相手の男と共謀し当時5歳の長男を虐待、死亡させたとして、傷害致死罪に問われた無職被告(24)の裁判員裁判の判決公判が29日、さいたま地裁で開かれた。片山隆夫裁判長は「執ようかつ残忍な犯行」と求刑を超える懲役11年(求刑・同10年)を言い渡した。
判決で片山裁判長は、虐待の様子を録画した動画などから被告と受刑者(同罪で懲役11年が確定)の共謀を認定。「(被告が)受刑者の暴行や虐待を容認、助長する態度を取っていたと言わざるを得ない」と述べた。
弁護側は被告自身は暴行を加えていないと無罪を主張したが、判決は「手加減することなく被害者の身体を手や棒でたたいた」と被告本人の暴行も認め、「公判前に受刑者に自らに有利な虚偽証言をするよう手紙で依頼したり、公判で不合理な弁解に終始し、亡き息子の痛惜の念があるのか疑われる態度も認められる」と量刑の理由を述べた。
判決文などによると、被告は受刑者と共謀の上、昨年6月8日から7月9日までの間、朝霞市三原の自宅アパートで、長男明日ちゃんに、しつけと称して頭や顔などを手や金属製の棒で殴る暴行を加え、敗血症により死亡させた。
キャッシングに手を出し、ブラックリストに載ってしまったことで非常に苦労した経験があり2度と同じ目に合わないために、そのきっかけとなった裁判所関係のニュースデータを公開します。