労災の障害等級にそこまで差があるとは、全く知りませんでした。
今週見た別の記事に表が載っていたのですが、労災の見本になっている自賠責保険で、もし容姿に著しい傷跡が残った場合、上限保険金額として女性は7級で1051万円、男性は12級で224万円だそうです。
男女平等と言われる中、男性にとって不利・不公平なことって、結構あるのかもと思いましたね。
これで、認定基準が見直され、一つ解消されますね。
障害認定訴訟 国が控訴断念へ
(2010年6月10日 NHKニュース)
労災事故によって顔などに傷を負った男性が、障害の程度は女性よりも軽いと認定されたのは不当だと訴えた裁判で、厚生労働省は、先月、京都地方裁判所が「男女で差をつけるのは憲法に違反する」とした判決について、控訴を断念し、障害の認定基準を見直す方針を固めました。
この裁判は、京都府の男性が15年前に、勤務中の事故で顔などにやけどのあとが残り、労災を求めた際に補償金額に反映される障害の重さを女性より低く認定されたのは不当だとして、国に見直しを求めたもので、先月、京都地方裁判所は「性別によって差別的な認定を行うのは不合理で憲法に違反する」として、男性の訴えを認める判決を言い渡しました。これについて、厚生労働省が検討を進めた結果、「性別の違いによって労災の認定基準を変えて男女の補償金額に大幅な差をつけることに理解を得るのは困難だ」として、10日までに控訴を断念する方針を固め、法務省などと最終的な協議を行うことを決めました。そのうえで、「現在の認定基準は見直す必要がある」として、今後、認定基準の見直しを進めることにしています。
昔は「NHK見てませーん」と言って、受信料の支払いをしない人が自分の周りにも結構いました。
今はそういう時代じゃないんですね。
NHKの放送を受信できる設備をもった時点で、法律上の契約義務があるとのこと。
NHKで、時々いい番組やっている時ありますよね。

自分が支払った受信料で、さらにいい番組を作ってくれればいいかな?と思い、自分は受信料を払ってます。
1人が支払い NHK受信料、強制執行申し立てで
(2010.6.3 MSN産経ニュース)
NHKは3日、受信料の支払いに応じず、裁判所に強制執行を申し立てた5人のうち、福島県在住の1人が支払いに応じたことを明らかにした。今月1日に入金を確認したという。この1人に対する申し立ては取り下げる。残りの4人については債権の差し押さえを行うとしているが、申し立てから執行までには1カ月程度かかる見込み。
NHKの福地茂雄会長は同日の定例会見で、「公共放送NHKを支える財政基盤は受信料であり、公平負担の徹底は極めて重要。どうしてもご理解いただけない場合は、できるかぎりの手だてを尽くしていきたい」とコメント。
NHK番組を見ていない人でも受信料を支払わなくてはいけないことへの“不公平感”については、「NHKを見ていようが見ていまいが、そういったことは関係ない。NHKの放送を受信できる設備を持っている人については当然、法律上の契約義務がある」と説明した。
司法協会が仕分け対象になっていたようです。
内容は、裁判所内で裁判記録などのコピーサービスが一般常識では高すぎると「見直し」に。
コンビニのコピー機が1枚10円ですよね。
裁判所内に設置されているコピー機では1枚20円。
司法協会の人にコピーを頼むと、1枚50円だそうです…

見直されるといくらになるのか…。
気になります。

裁判所コピー50円「高すぎる」…見直し判定
政府の行政刷新会議(議長・鳩山首相)は25日、東京・西五反田の会場で、公益法人などが対象の事業仕分け第2弾後半の最終日(4日目)の議論を行った。
司法協会(法務省所管)による裁判所内での裁判記録などのコピーサービス(同協会職員に委託すると1枚50円、設置してあるコピー機では1枚20円)は「一般常識では高すぎる」として「見直し」と判定。矯正協会(同省所管)が独占的に引き受けている刑務所内の物品販売や、受刑者に家具製造などを委託する刑務作業協力事業も「見直し」。刑務官の98%が月給から1500円程度の会費を払い、協会活動費の一部にあてる仕組みの改善も求めた。非常勤で年約600万円の報酬の会長に4代続けて検事総長OBが就いていることから、天下り廃止か無給勤務も求めた。
林道に安全標識設置などを行う林道安全協会(農林水産省所管)の国有林林道等交通安全管理業務は、毎年約8000キロ・メートルの点検に約1億5000万円かけていることが問題視され、「競争の中で実施機関を決める」ことを求めた。日本森林林業振興会(同)と日本森林技術協会(同)が国有林の木材売却のために行う価格調査など「収穫調査業務」は「民間参入を増やすよう実施機関を競争の中で選び、規模を縮減する」とした。
ただ、どれもこれも、自分の身の回りの人をたたいたとか、携帯電話を投げて怪我させたとかいった話で。
今回の裁判所からの申請は、ちょっと話が違うようです。
リベリアの元大統領が戦争犯罪の罪に問われていて、元大統領が私腹を肥やし武器を購入していたか、という証拠のため、証言を求められるようです。
出廷するんですかね?
テイラー元大統領の戦争犯罪裁判でナオミ・キャンベルを証人申請
(2010年5月21日 CNN.co.jp)
(CNN) オランダ・ハーグの国際刑事裁判所で開かれているリベリアのテイラー元大統領(62)の裁判で、検察側は20日、英スーパーモデルのナオミ・キャンベルさんを証人として出廷させるよう、裁判所に申請した。
テイラー元大統領は、多数の犠牲者を出したアフリカのシエラレオネの内戦にかかわったとして戦争犯罪の罪に問われている。検察側は裁判所に提出した書面の中で、キャンベルさんがテイラー元大統領からダイヤモンドの原石を受け取っていたと主張。キャンベルさんの証言が得られれば、「ダイヤモンドの原石など持っていなかった」とする元大統領の証言が覆され、元大統領が「私腹を肥やし、武器を購入するためにダイヤモンドの原石を使っていた」ことが証明できるとしている。
検察側によれば、キャンベルさんは裁判に巻き込まれることを望んでいないため、出廷を命じる召喚状の発行申請に踏み切った。
テイラー元大統領が1997年に南アフリカでキャンベルさんにダイヤモンドを贈っていたことは、昨年6月に判明したという。その場に居合わせた米女優のミア・ファローさんがキャンベルさんからダイヤモンドの話を聞いたことを打ち明けたとされる。
CNNさんはキャンベルさん側にコメントを求めたが、返答はなかった。
テイラー元大統領は昨年7月の公判で、起訴事実を全面否認している。
報道各社が地裁所長の記者会見を求めたものの、それを拒否したせいか、ずいぶんと厳しく書かれちゃってますね。
確かに、消してしまった記録した映像は戻しようがありませんが、「なくなったものはどうしようもない」などと発言してはまずいですねぇ…。
それも、消したあと1年も放置しておいたわけですから。
大人なんですから、もうちょっとモノの言い方に気をつけなくちゃ。

【もう一筆】司法に求められる真摯な態度 福島
(2010年5月17日 産経新聞)
福島地裁郡山支部で、係争中の損害賠償請求訴訟の原告側証拠を記録した映像データの一部を、職員が誤って消去していたという不祥事が発覚した。原告からの証拠保全の申し立てに基づき関係書類を撮影したデータを、パソコンでDVDに複写する際に消してしまったらしい。しかも、データの不備を指摘した原告に謝罪するまで、1年も経っていた。裁判所が証拠を無くしたという前代未聞の出来事。訴訟への影響も懸念され、まさに「あってはならない事件」だ。
だが、この件に関する地裁の対応には、首をかしげざるをえない。マスコミ各社は記者会見を要求。しかし、地裁は「取材対応し、所長コメントも発表していて必要はない」として拒否した。裁くことが仕事の裁判所。追及を受ける立場になったことにとまどいと恐怖を感じたのかもしれないが、事は司法への信頼性にかかわる問題だ。司法も信じられないとなったら、国民は何を信じたらいいのか分からなくなってしまう。
裁判員裁判制度の導入に至ったのにも、裁判官と一般人の間の意識のズレが一因として挙げられていたのではなかったか。
同地裁の姿勢からは、今回の事態を反省している真摯(しんし)な態度はうかがわれない。問題を深刻にとらえていないのではないか。同じミスを二度と起こさない強い意思を示すためにも、会見を開いて、詳しい経緯を説明すべきだった。(土樋靖人)
キャッシングに手を出し、ブラックリストに載ってしまったことで非常に苦労した経験があり2度と同じ目に合わないために、そのきっかけとなった裁判所関係のニュースデータを公開します。