ただ、どれもこれも、自分の身の回りの人をたたいたとか、携帯電話を投げて怪我させたとかいった話で。
今回の裁判所からの申請は、ちょっと話が違うようです。
リベリアの元大統領が戦争犯罪の罪に問われていて、元大統領が私腹を肥やし武器を購入していたか、という証拠のため、証言を求められるようです。
出廷するんですかね?
テイラー元大統領の戦争犯罪裁判でナオミ・キャンベルを証人申請
(2010年5月21日 CNN.co.jp)
(CNN) オランダ・ハーグの国際刑事裁判所で開かれているリベリアのテイラー元大統領(62)の裁判で、検察側は20日、英スーパーモデルのナオミ・キャンベルさんを証人として出廷させるよう、裁判所に申請した。
テイラー元大統領は、多数の犠牲者を出したアフリカのシエラレオネの内戦にかかわったとして戦争犯罪の罪に問われている。検察側は裁判所に提出した書面の中で、キャンベルさんがテイラー元大統領からダイヤモンドの原石を受け取っていたと主張。キャンベルさんの証言が得られれば、「ダイヤモンドの原石など持っていなかった」とする元大統領の証言が覆され、元大統領が「私腹を肥やし、武器を購入するためにダイヤモンドの原石を使っていた」ことが証明できるとしている。
検察側によれば、キャンベルさんは裁判に巻き込まれることを望んでいないため、出廷を命じる召喚状の発行申請に踏み切った。
テイラー元大統領が1997年に南アフリカでキャンベルさんにダイヤモンドを贈っていたことは、昨年6月に判明したという。その場に居合わせた米女優のミア・ファローさんがキャンベルさんからダイヤモンドの話を聞いたことを打ち明けたとされる。
CNNさんはキャンベルさん側にコメントを求めたが、返答はなかった。
テイラー元大統領は昨年7月の公判で、起訴事実を全面否認している。
現在も一日100件以上の訴訟を扱っているとか。

裁判官の数は変わらず、1人当たりの仕事量が増えているみたいです。
かと言って、急に裁判官の数を増やせるわけでもないでしょうしねぇ。
【アフリカ発!Breaking News】裁判所が悲鳴。「事件が多すぎて裁判官が足りない!」(南ア)
(2010年4月21日 Techinsight japan)
プレトリアやヨハネスブルグのあるハウテン州(Gauteng)にある最高裁判所が、1987年以来民事事件が400%増えたため裁判官が不足していると司法委員会に訴えた。
1987年12月31日に裁判所は21,290件の民事事件を抱えて以降、2010年4月12日まで21,000件近くもの民事裁判を行ったが、本年度だけで9万~10万件の民事ケースを扱う予定となっている。現在も一日100件以上の訴訟を扱っているそうだ。裁判件数が増加しても裁判官の数が同じ割合で増加しているわけではないので、裁判官一人当たりの仕事数は激増している。
民事ケースの増加によって判決保留の件数を高くしているのも問題となっている。出頭命令に2年、裁判に3年、再審要求に6ヶ月、再審審議に4,5年かかる・・・なんていうことも起こりうる状態だ。
さらに、アフリカーンスを流暢に話せる裁判官が不足しているのも悩みの種で、裁判官がアフリカーンスの辞書を常に横においておかなければいけないということもしばしば起こっている。現在、プレトリアには30名の裁判官、2名の裁判長、9名の裁判官代理が裁判を行っている。ハウテン州最高裁では裁判官の速やかな増加を必要としている。
南アフリカで初の「過労死」がでる可能性もある。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)
別記事によると、裁判で「預かっただけ」と主張しても「密輸の行為犯」として死刑を含む重罪が言い渡されていることもあるようです。
また、密輸団が日本の困窮者を狙い撃ちして運び屋に仕立てる手口が横行しているとか。
中国では麻薬関連犯罪で少なくとも30人が逮捕、起訴。
そのうち20人(元死刑囚4人を含む)の判決が確定。
10人は未確定で未決拘置中のもよう。
日本政府が強い抗議をしていないことに、ちょっと驚いてます。

南アの女性被告に死刑 薬物密輸、広東省の裁判所
(2010.4.9 MSN産経ニュース)
9日付の中国広東省の各紙によると、同省の高級人民法院(高裁)は8日、麻薬密輸罪で南アフリカ国籍の女性被告に死刑判決を言い渡した。今後、最高人民法院(最高裁)が死刑執行を認めるかどうか判断する見通し。
判決によると、被告は2008年11月、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから航空機で同省広州の空港に到着。その際、税関の検査で手荷物から3006グラムの覚せい剤が見つかった。一審の中級人民法院(地裁)が09年7月、死刑を言い渡し、被告側が上訴。同11月から高級人民法院で審理が続いていた。
すでに有罪判決を受けた被告の長男が、法廷で『みんなも迷惑こうむっておるんやから、父ちゃんも正直に言って反省して、早く家に戻っておいで』と諭し、その言葉に涙しながらも、無罪主張は変わらなかったみたいですね。
「正に厚顔無恥」と懲役4年
(2010年4月7日 RKB毎日放送 )
去年の北九州市議選のニセ投票用紙事件で、裁判所は、元候補に対して懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
裁判所は、「改悛の情はみじんも認められず、正に厚顔無恥である」と厳しく非難しました。
けさ、裁判所に姿を現した山田国義被告。
判決言い渡しを前にしても、表情は柔らかく、時折、弁護人と談笑しながら法廷へと向かいました。
山田被告は、北九州市の職員だった長男らと共謀し、期日前投票所などで、ニセの投票用紙を使って正規の用紙44枚をだまし取り、21人にあわせて57万円を渡して票を買収したとして、公職選挙法違反と詐欺の罪に問われていました。
逮捕前のRKBの取材に対して山田被告は、「私が知らんことをみんなが私のためにやってきた。だけど、知らんもんは知らない」と供述しており、事件への関与を否定。
裁判でも、「私は関与していない」などと無罪を主張してきました。
『みんなも迷惑こうむっておるんやから、父ちゃんも正直に言って反省して、早く家に戻っておいで』
すでに有罪判決を受けた山田被告の長男が、法廷で山田被告にこう諭すと、山田被告は、眼鏡を外し目元をぬぐったといいますが、その後も無罪主張に変化はありませんでした。
けさのRKBの取材に対しても、「私は関係ない」と言い切った山田被告に対し、言い渡された判決は、執行猶予のつかない実刑判決でした。
共犯とされた長男や親族ら4人が犯行を認め、いずれも有罪判決を受けたあとも無罪主張を続けた山田被告に対して、裁判所は厳しく非難し、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
ところで、山田被告は逮捕前に、「ばれなければ違反にはならない」とも発言していました。
長男らの有罪判決は既に確定していますが、山田被告は「無罪」を主張し控訴する方針です。
いろいろ裁判所はありますが、家庭裁判所が一番一般市民としても身近に感じますよね。
利用する機会がこの先あるかどうか分かりませんが、裁判員裁判も始まってますし、利用しやすく・身近に感じるのはいいことだと思いますね。
高松家庭裁判所:岡原・新家裁所長「利用しやすい裁判所にする」 /香川
(2010年3月16日 毎日新聞)
6日付で着任した高松家庭裁判所の岡原剛(たけし)所長(59)が15日、会見を開いた。「適正で時宜にかなった事件処理はもちろん、住民が利用しやすい裁判所となるよう努力したい」と抱負を語った。
裁判員裁判などの司法制度改革で裁判所を取り巻く環境が変わっていることを受け「変化に適切に対処できるように現場の力を高めたい。手続きの面でも分かりやすさを大切にしたい」と述べた。
岡原所長は奈良市出身で、75年京大法学部卒。大阪高裁判事、神戸地家裁尼崎支部長などを歴任。主に民事裁判を担当した。趣味はジョギング。【松倉佑輔】
キャッシングに手を出し、ブラックリストに載ってしまったことで非常に苦労した経験があり2度と同じ目に合わないために、そのきっかけとなった裁判所関係のニュースデータを公開します。