バッグの中にコカインを所有していて執行猶予付き禁固1年の判決を言い渡されていたんですよね。
驚くことに、その判決を受けた裁判所から空港に直行。
その足で自家用機で日本に来ていたそうです。
誰か「日本には入国できねーよ」って、教えてあげなかったんでしょうかね?
また、リンジー・ローハンも保護観察中に裁判所から命じられた薬物検査でコカインの陽性反応が出たため、逮捕状が執行されて再収監。
しかし、保釈金30万ドルを支払ってわずか15時間で保釈されたそうです。
アメリカの若者の薬物犯罪に対する処罰が甘いのか、セレブに甘いのか…?
このままでは甘過ぎじゃないでしょうかね。

特別扱いの薬物セレブに厳罰を望む声
(2010年9月28日 日刊スポーツ)
ハリウッドでは今、2人のセレブの薬物問題が物議を醸しています。お騒がせセレブとして常に世間の注目を集めるパリス・ヒルトン、リンジー・ローハンは、ともにコカイン所持とコカイン使用で逮捕されたものの、重い刑罰を受けることなく、刑務所に入ってもあっと言う間に出所する特別扱い。「やっぱりね」と非難の声が上がっています。
パリスは8月27日、ラスベガスで交際相手といわれるナイトクラブ経営者の運転する車に同乗中、バッグの中からコカインが発見されたことで逮捕、起訴されました。当初は「私のバッグじゃない。友達のものを借りただけ」と見え透いた言い訳をしていたパリスですが、一転して裁判では司法取引に応じて罪を認め、執行猶予付き禁固1年の判決が下されました。2000ドルの罰金を支払い、200時間の社会奉仕や薬物依存症の更正施設での治療が義務付けられていますが、今年に入って国外で2度ほど薬物絡みで逮捕されたことを考えると軽い刑罰であったことは否めません。
しかも、判決を受けた直後に反省の余地もなく、裁判所から空港に直行してその足で自家用機で日本へ旅立ったパリス。成田空港で入国拒否されるとは夢にも思っていなかったようで、このことは日本のみならず、アメリカでも大いに話題となりました。本人は、「また日本に行くのが楽しみ」とコメントしているようですが、日本の入国管理局がパリスをセレブ扱いしなかったことに称賛の声があるようです。
そしてもう1人、リンジーも保護観察中に裁判所から命じられた薬物検査でコカインの陽性反応が出たため、逮捕状が執行されて再収監されましたが、保釈金30万ドルを支払ってわずか15時間で保釈されました。ビバリーヒルズ高等裁判所から再収監を命じられたリンジーは、法廷から手錠をかけられてロサンゼルス郊外リンウッドにある刑務に護送され、このまましばらくは再び刑務所暮らしになると思われていました。それだけに、あっと言う間に保釈が決まったことには非難の声が上がっています。再収監を命じたフォックス判事は保釈を認めませんでしたが、弁護士の尽力によって後に上級の判事によって保釈が認められました。ツイッターで自らコカインの使用を認め、「薬物依存症は病気の一種で一晩では治るものではない。どんな罰も受ける覚悟がある」とつぶやいていたリンジーですが、実際には反省する間もなく塀の外に出てきてしまいました。
2007年の飲酒運転による保護観察の条件に違反したとして今年7月に禁固90日の実刑判決を受けた時も、わずか13日で出所。その後、リハビリ施設に入院して治療を受けて退院。その直後に再びコカインに手を出したものの、今回も周囲の助けを借りて当初の30日間の収監予定を大幅に短縮する軽い刑で終わってしまいました。
若者の憧れの的であるセレブの言動は、社会に大きな影響を与えることは周知の事実。特に薬物やアルコールは若者に最も影響を及ぼしやすいといわれるだけに、今回の2人の判決を甘いと感じる人も多いのではないでしょうか。再犯防止のためにも、厳しい罰を与えるべきとの声が高まっています。
キャッシングに手を出し、ブラックリストに載ってしまったことで非常に苦労した経験があり2度と同じ目に合わないために、そのきっかけとなった裁判所関係のニュースデータを公開します。